移動販売をやるからには、クルマは単なる移動手段ではなく、お店の顔。お店そのものです。ここはひとつ目立つクルマにしようと、キャルルックカーを選びました。キャルルックとは、カルフォルニアが発祥のカスタマイズ手法です。フォルクスワーゲンやワーゲンバスなどをベースにカスタマイズするわけですが、日本では逆にベースカーをワーゲンに似せるカスタマイズが主流です。
さて、キャルルックに決めたのは良いものの、なかなか手頃なクルマが出てきません。 潤沢に資金があれば新車をカスタマイズ!といきたいところですが、現実は厳しく、中古車探しです。しかも、ニッチな人気があるようで、市場に出たと思ったら、すぐになくなってしまいます。
クルマ探しを始めて数か月間、なかなか良いクルマと出会えませんでしたが、そんな中で良いクルマ屋さんと出会うことができました。そのクルマ屋さんは、クルマを愛し、客を愛し、楽しみ、こだわりを持って仕事をされているプロでした。こんな風に仕事ができれば良いなと素直に思える方でした。
素人の僕に、クルマのことを丁寧に教えてくださるのですが、最後に必ず、『痛い目見てきたからねぇ』とおっしゃるのです。過去の辛い経験もすべて肥やしにされていることが、言葉から伝わってきます。
そして先日、ようやく縁があり、良いクルマ -GoodDays号!- と出会うことができました。ナンバーは、「8464 (はしろーよ)」です。見かけた人を幸せにできる、黄色いビートルの様なショップを目指します。色は白黒のパンダカラーですけどね。
ヒトもクルマも縁ですね。僕は、とても良い縁に恵まれています。